格付け会社は、アメリカの格付けをトリプルAで据え置いた。一方、日本については既に選挙前であるが警告状を送っているようだ。日本の今の格付けは、Aa2である。まあ、アメリカが今回かなりの税金を使い金融や自動車業界を立て直していてもその債務残高はまだGDP比で38%である。日本のようにGDP比で160-170%なんて国はどこにもない。政府は社会保障費を削減するようなことはしないと発表したが、入ってくるものがないのに出て行くものをどんどん増やしていくようなことは出来ない。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-38685120090623
ある日突然、国としての信用が崩れたらどうするのか、日本のバカな政治家は考えていないようである。票の行方だけを考えていては、国は立ち行かなくなるであろう。アメリカの格付けが落とされなかった理由は、過去の実績にもよる。つまり、債務が増えても増税をちゃんと行い、また歳出を管理して債務削減に成功しているから(80-90年代)である。借金をどんどん増やすだけの国とは、やはり違う。しかも、アメリカではまだまだ人口は増えるし若い人、つまり税金を納めてくれる人は増えるのである。一方、年寄りが増えるだけの日本では、税を納めるような若い人は増えないので今から早く債務を縮小するようにするべきなのだが。経団連は、債務引き締めを要請しているようだが(当然のこと)。
2009年6月23日火曜日
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