2009年7月11日土曜日

不況、様々な事件

不況に絡んだ様々な事件が、日米で起きている。今日の日本側のニュースでは自分と同じ年である50代の父親が、長男を生活苦から刺すという事件であった。長男は、命に別状はないということなのでよかったのだが、この長男を刺したあと自殺を考えていたようでやはり相当に生活に苦労していたのだろう。もうかれこれ職を失ってから4-5ヶ月となる自分も、同じである。まだ本当に生活に苦しむといった所までは至っていないが、兎に角節約の生活を続けている。その一方、今年の夏はとんでもなく暑いしまったく雨が降らない日が続いているので、枯れかけた芝生にはせっせと散水し水道代は上がる一方である。もう1ヶ月くらい雨がないのではなかろうか?また、温度も95-100Fがずっと続いているのでクーラーはかけっぱなしといった状況である。次男のいる2階は、80Fという温度に設定していても昼の暑い時間帯にはこの温度には決して下がらない。せいぜい84Fといった感じである。2階立ての家に住んでいることの欠点は、クーラーのユニットが2つ必要ということ。1つは、完全に死んでしまいもう交換したのだが、もう一つのほうはまだなのでいつ止まってしまうのか冷や冷やしながら使っているというのが現状である。仕事がはっきり決まるまでなんとか持って欲しいのだが。なんせ、4000-5000ドルは交換にかかるだろうから。節約する一方で、なんとか最悪の状態だけは避けたい、これがいまの希望である。

アメリカ、金融界はやはり非常識な人が多い

あれだけ世間で数ヶ月前に問題となったのに、AIGはまだ世間の常識が判っていないよう。今度は、従業員を引き止めておくためにボーナスを出すというのだ。まだ、US$182Bnの救済金という政府からの借金がある、つまり国民から税金の形で借りているというのに従業員にボーナスというのだから非難されるのは当然であろう。この金融危機に端を発して、職を失い今も休職中の自分としてはいい加減にしろという感じ。こいつらを救うために税金を使っておきながらさらにボーナスとは、冗談じゃない。こちらは、まだ次の職も見つからず何ヶ月もかかっているというのに。
http://money.cnn.com/2009/07/10/news/companies/aig_bonuses/?postversion=2009071011
何日か前に、失業保険で汲々と生活している家族がCNNで紹介されていたが、こういった人たちも同じ考えではないだろうか?

2009年7月9日木曜日

再就職

最新の労働関係の数字が、政府より発表された。雇用保険の申請者の数は若干減少したとのこと。でも、記事の中で分析されているように企業による解雇はそのピークを過ぎたが、再雇用はまだうまくいっていないという見方は正しいと思う。今日は、ご近所のベーカーさんの引越し。次の職はもうきまっているけどまだ家は売れてはいない。でも前へ前へ 進んでいる。
http://money.cnn.com/2009/07/09/news/economy/initial_claims/?postversion=2009070909
自分もやはくそういった生活へ移りたいものだ。履歴書の応募、審査、面接今まではこれの繰り返しである。しかも、面接までいける確率のいかに少ないことか!この100年に一度という不況もさることながら採用する会社も相当に慎重であり、中高年の再就職は大変厳しい。
やはり、暑い長い 長い夏はまだ続く。
CNN のサイトでは、自分と同じように雇用保険で生活している人の状況が紹介されている。みんなやはり大変そうである。
http://money.cnn.com/galleries/2009/news/0903/gallery.living_on_unemployment/index.html

残っている大自然

JFK空港の滑走路に何十匹もの亀が、迷い込んだために何時間かに亘り飛行機の離着陸が遅れたとの事。ここアメリカは、やはり大自然が残っているので色々なことが起きる。次男が、地元の劇場でバックのオーケストラをやっているため今週夜、10時ごろ練習を終えた次男をピックアップしに行ったのだがその時私が見かけたのは なんと5匹の狸親子であった。親は(たぶん母親?)一匹、その親についていく子供が4匹である。なんとも和やかである。自動車のヘッドライトにすぐ反応してまた林の中へと消えていった。
ここテキサスは、やはりダイナミックである。なんといってもワニがいるので。小さな犬が、ワニに食べられて死んだといったニュースや自宅の裏庭のプールにワニが出てきて泳いでいるので対応してくれといった連絡が警察にきても驚くことではない。大自然の残っている これがアメリカである。東京ではこういったことはおき得ないだろうが。

2009年7月8日水曜日

ハローワークで働くのも大変

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090708k0000e040059000c.html
無職の人が、パチンコ店で放火したというニュースがあったばかりなのに今度は、ハローワークの職員が職を探している人にガソリンをかけられ火だるまとなったというニュースが伝えられた。この方は、職の相談にはハローワークが忙しい時には乗っていたというからとんだ災難である。今の不況下で仕事を見つけるのは、大変な労力を要する。自分もそうだが、10件の履歴書を送って仕事が手に入るようなことはない。20-30件の履歴書送付で新しい仕事が見つかれば、非常にラッキーである。同様のコメントは、様々なブログでも言われている。時間給のアルバイトのような仕事でも今は取り合いがあるようであり、今 仕事があるひとはかなりラッキーである。このような悲惨な事件が、早くなくなるよう祈っている。

アメリカが風邪になると日本も

アメリカが、風邪をひくと当然日本も。これは、よく言われることであるが、昨日の株式市場がそれをまた示した。アメリカでは、家のローンやカードローンの支払いが遅れていることで株市場が下落した。そりゃいくら解雇がすこしスローダウンしたといっても、何百万人もの人が、失職中なんだからそりゃそうでしょう。
http://money.cnn.com/2009/07/07/pf/consumer_delinquencies/index.htm?postversion=2009070713
日本は、円高に振れたのと、5月の機械関連の輸出が減ったことを気にしてのようだ。しかし、日本は過剰反応しているといえよう。何故なら5月は、ゴールデンウィークもあるのだし、今年は例年よりもさらに会社の経営者側が従業員にもっと休みを取るように仕向けていたわけだから。(在庫調整をさらにするために)でも、こういった不安材料にかなり敏感に反応するのが日本側市場である。

待っているのは、なかなかつらいものだ。連絡を待つ日が続く、そしてまた暑い夏も続く。

2009年7月7日火曜日

不況の日本

パチンコ店で放火して、4人の人がなくなった事件の犯人が捕まったとニュースが伝えていた。この人は、昨年来無職であり借金も抱えていたとか。彼も、今回の経済不況の犠牲者かもしれない。不況さえなければ職を失うこともなかっただろうし、こんな事件を起こすこともなかったのでは?アメリカ、日本どちらでも不況がひどくなると当然犯罪発生率は、上がるし窃盗や盗難事件が増えてくる。本当にどん底に落ちてしまった人たちに、政府がどういったサービスを提供しているんだろうか?日本では、兎に角お役所仕事だろうから住所を書いてとか書類ばっかりを作るような気がする。その点、アメリカでは教会や慈善団体による活動がやはり活発である。残念ながら、日本でこういった活動はあまり多くないと思う。助け合うという観点からは、こちらアメリカ的なものは優れているといわざるを得ない。たぶん、日本ではそんなのしなくていい、何故なら自分は税金払っているから政府がそういった活動をすべきだといった意見が多いのでは?こちらアメリカでは、地域に根ざしたこういった活動がやはりすばらしいと思う。

教師は、やはり成り手が少ない

オバマ政権は、教師も今後どんどん必要な仕事というが、この教師になりたい人はいてもその職にとどまる人は限られている。下記のニュースでも言われているように、新人の教師の半分は5年以内に辞めてしまうのだ。教師の平均年収はここアメリカでは4-5万ドルである。学校長となるとこれが10万ドルのラインに届くのであるが兎に角大半の人はこのレベルである。
http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPJAPAN-21258620060509
教師に成り手も少ないけど、なっている教師の中にはひどいのも一杯いる。これは、我が家の子供たちからもよく聞かせられること。まったく教えもしないし、酷いのは教科書が終わりもしないのだ、学期末となっても。所謂NoChild Behindというプログラムのせいで、教育はかなりいびつとなっている。ここアメリカでは、高校卒業が求められるしテキサスではTAKSというアチーブメントテストも達成しないと卒業できないらしい。これは、レベルは高くはなく基本的なレベルと言われるがまったく勉強もしないやつも一杯いるから当然落ちる生徒も一杯である。

2009年7月6日月曜日

再就職

日本で自分よりも1ヶ月後に解雇となった友人がついに次の職についた。自分の方は、まだ依然としてすすまないので歯がゆい思いである。アメリカに住んでこちらか日本での仕事を探すというのは、やはりチャレンジである。でも仕方はない。残念だが、50代に乗っている身には、残念ながら次のステージには進めませんでした、といった採用の連絡が来るのが一番多いのは判っている。高齢化社会になりつつある日本でさえ、50代になった者にとっては再就職をするのはかなり厳しいのである。さてこれから5年、10年後にどんな社会になるんだろう。アメリカで、このまま(仕事が見つかり)こちらで老後を過ごすという選択肢もないではないが、その場合も家のローンは完全に終わっていないとキツイ。これから、日本に戻り賃貸のアパートかマンションでさらにやっていくのは、家計上どうなるのか?でもなんせ仕事がないとどこにいったらいいのやら全くわからない。社員寮などのある会社なら給与が多少低くともやっていけるんだろうが。東京で仕事が、となるとやはりどれくらいで毎月やりくり出来るのかこれが心配である。でも、そんな心配をする段階までまだきていない。さて今週は、いい連絡があるといいのだが。友人のように早く 祝杯を上げる日が来るといいのだが。

情けない話だ

日経ものづくりを見ていると、情けない新入社員の話があった。乾電池のV数や、三角錐の体積も計算できないような大卒が会社に入ってきておりこういった社員をどうやって教育するかが議論されているというのだ。
http://techon.nikkeibp.co.jp/Monozukuri/
5月号の 待ったなし 技術者育成の強化   の記事

情けないのは、新入社員が50点取れなかった同じテストを会社にいる50代の社員にやらせたら、85点が平均だったというからお笑いである。そりゃそうで単三の電池のV数ぐらい誰でも知っているはずである。こんな状況では、当然開発競争で韓国に負けることはもちろん中国にも負けてしまうだろう。昨日読んでいたビジネスの記事では、中国主導によるリージョナルジェットの話が出ていた。確か日本でも三菱重工を始めとして同じように国産飛行機を作ろうとしているらしいが、ここでももうすでに日本は遅れている。中国では、かなり多くのPhDがどんどん開発をサポートしていっているし、USの大学でPhDを取った人がどんどん中国に帰ってきてビジネスの世界で活躍しているのだ。もちろん彼らは、英語もぺらぺらである。日本は、やはりどんどん落ち込んでいくばかりであろう。情けない話である。

2009年7月5日日曜日

独立記念日、やはり花火

今日は、独立記念日。夜は、やはりどこの市町村でも花火である。不景気なので規模が縮小したといわれているがやはり花火がないと独立記念日とはならない。ここアメリカでも、この7月には、花火である。これは、花火が、銃火器と関連しているからという説もある。
我々が住んでいるテキサスのこの南部の田舎でも数は少ないんだろうが、20-25分の花火があった。若干花火の高さがないような気がしたが、これは土地が広いせいか?次の仕事、会社が決まっていたらもっとビールも飲んで、ハッピーなんだろうがなんせまだ職なしの生活を続けているので今一歩である。でも、独立記念日なので赤ワインを飲んでいたら家内になんで祝っているのかと言われた。皮肉なものである。WSJで買った、12本のワインセットこれは格安だがなかなかいいワインもあるので楽しんでいる。早く仕事も決めてもっと楽しく飲みたいものである。その時にスペシャルで花火ももう一度上げてくれるといいのだが。