2009年5月30日土曜日

子供の大学の費用

今日、TVを見ていると双子の子供を持つ親が、子供の大学の費用について相談していた。あと2年でこの2人の子供が大学を卒業するとなんとUS$200Kの大学の費用がローンとして残り自分にかかってくるというのである。これをどうやって支払っていったらいいのか?401Kから取り出すべきか或いはという質問である。ここUSでは大学の費用は非常に高い。だから子供が同時に2人大学に行っていたりするとそれは親にとって大変な負担となる。通常のクレジットカードローンとは違い、大学の費用については必ず返済しなければならない。クレジットカードの場合、最悪の場合には破産宣告をしてちゃらにするということも可能である。(その場合確か数年間カードも作れなくなるが)でも大学の学費などではそういった逃げは出来ないのである。だからこういった金額を抱え込むととんでもなく悲惨なこととなる。この相談した人はすでに56歳であったからあと2年というと定年も近く自分の老後のことを先に考えたほうがいいと助言されていた。つまり双子の子供とよく話し合うということだ。この大金を親が払うからでは親の老後を責任を持って見てくれるのかそれとも自分たちでこの学費は返済するから両親は老後の費用を自分たちで何とかしてほしいと言うのかなどである。我が家も大学生がいるので負担の大きさにはびっくりしている。日本よりもかなり高いような感じがする。ただその一方、中学や高校では塾にも行かせる必要もなかったのでその分安くついているのも本当であるが。

再就職と年齢

法律では、年齢を採用の判断としてはいけないことが謳われている。しかし、USでも日本でも年齢を考慮して採用その他を行っているのが現状である。今週の悲惨な結果がそれを物語る。せっせと応募を日米でしてきたが、あまり返事は来なかった。しかし、今週は一気にたくさん返事が来た。そしてその多くは年齢でだめですと言うものであった。人材会社の人がはっきりと教えてくれたのでこれが真実のようである。40代であれば面接になったのに50代ということでそのステージにさえ進めないのである。日本の会社ではこういったことはよくある。しかし、今週の結果には実はUSの某会社の日本法人も含むのである。この会社はまだ若く大部分のメンバーは20-30代、日本代表はさらに外資系で働いてきた英語の話せるやつを中間マネージャーとして採用しようとしたようだ。某人材会社が私をプッシュした。年齢から今の組織にはフィットしないのでだめですという結論である。つまりこの日本法人代表は40代ということが判る。ひどいもんである。
インターネットのあちこちで正規の社員になれない50代の叫びが、書かれている。短期のアルバイトなどしか残ってないのだ。慣れないレジで合計の会計をしている元会社員風のひととか要は時給で働かざるを得ない中高年が多くいるのが現状である。自分のスキルを売り込むことがいかに難しいかこれを知ったのはここ2-3ヶ月である。

家のローン

昨日、TVを見ていて驚いた話。どこの州だったかは忘れたが、28万ドルの家を購入、その最初の差し入れつまりDownPaymentとして15万ドルを支払った夫婦が(共稼ぎで子供4人)今、なんと8-9ヶ月家のローンの支払いが遅れているどうしたらいいかという相談であった。USでは、0%のダウンペイメントも珍しくないので50%近くもやっていたのはまず驚きである。次にそれだけ払っていたのにしかも共働きだったのにどうしてという事である。ご主人はどうやら2年前に失職となったようである。それがまず大きい。買った後、家の価格が上がりそれを使ってHome Equityを使ったのも良くなかったのであろう。35万ドルかさらに上昇したようであるが、昨今の不動産の下落相場を反映してどうやら評価価格がかなり下がってきているようでこれもまたキツイ。
よそ事では済まされない、我が家ももし大幅に評価価格が下がったら売るときに大損になるだろう(なんといっても色々と投資したから、お風呂やトイレの床はタイルにしたし(なんとカーペットだったから)台所には人造マーブルのカウンタートップにしてその時にバックスプラッシュ部分の壁紙はタイルにしたし、そして17年経って交換が必要になった屋根はちゃんと30年OKのシングルにしといたのでこれらの投資を家を売るときには取り戻さないといかん!まだ、はるかにましなのは、日本のマンションなどと違って4-5年で価格が半減ということがないのがここUSの家のいいとこである。いつ次の仕事が決まるのかどこに行くのか そしていつこの家を売ることになるのやら。

ローカルな話題

今のUS経済が、いかに悲惨かは地元の雇用状況を見ても判る。たった2-3人の消防士の職が開いたということで募集すると昔はこれを埋めるのが大変だったのにいまや競争率がすごいのである。今回はなんと25人以上が募集に応じたとか。こちらUSでは消防士は、ボランティアベースで組織することが多いのだが今回の職は、正式雇用である。給与は、US$36000(年間)である。だから、月に30万円くらいという職である。ガルフに近い、この田舎町でも結構な出動回数があるから
また、ここは暑い夏が8-9ヶ月続くのであの防火服を着ての作業はキツイだろうが今やそんなことは言ってられない。月あたりの非雇用者の数がちょっと下がったというニュースで喜んでいる一方、1-3月のForeclosure所謂差し押さえの家の数は激増であるからこれらは解雇が激増した昨年末から今年の第1四半期を象徴していると言えよう。解雇が激しいミシガンに比べれば、ここ石油の州テキサスはまだましと言われているが、化学産業から解雇が続いている状況は同じである。自分のいる小さなCourtで3人の50歳近い同僚が同時に解雇となったがまだ誰一人として次の職は見つかっていない。まだまだ長いそして暑い夏はこれからも続く。(5月はもうテキサスでは完全な夏)

2009年5月29日金曜日

犬と散歩、やはりアメリカだなー

無職の身ではあまりすることもない。庭の手入れ、そして我が家の犬の散歩。そして、読書。今日夕方いつものように我が家の名犬と散歩していると典型的なアメリカの風景をまた見かけた。それは、というと若い女性が靴もはかないで裸足のままで車まで行くという風景である。もちろん、手にはサンダルのようなものを持っているからいつかはそれを履くのであろうが。ここアメリカでは、靴のままで家の各部屋に出入りすることは良く知られている。ベッドでも靴を履いたままということになる。その一方、裸足で外にいってもまったく気にもしないという別の面もある。ちょっと郵便を取りに行くのも家から裸足で行く人は多いのである。テキサスの夏は長く(よく8-9ヶ月は夏と言われているから)暑いので家の中では裸足で過ごす人も多いのだろう。だからこういった風景にも良く出会うのである。靴を履いて家の中まで、そして裸足のままでちょっと近所まで。これは、やはりアメリカならではである。
ついでに服装に関しても言っておくと、やはりジーンズがありとあらゆるところで見られる。テキサスでは、会社でもOK。それとの組み合わせの上着は、安いシャツである。これは、GAPだとかOLD Navyだとかに代表される店で手に入るのだ。最近のお金に困っていない若者は、アメリカンイーグルなどで破格の値段をブランド料に払いおしゃれなシャツを買うけれどこういった傾向も今はトーンダウンしているのでは、なんせ約700万人が雇用保険の適用を受けているぐらいだから。

2009年5月28日木曜日

なんと7000ドル

Suzeのテレビ番組でも言っていたが、ここUSで一人当たりのクレジットカードの負債残高はなんとUS$7,000である。この金額に驚くかどうかは、人によるだろうが相当な金額である。また、5-6人に一人はその支払いの利率が20%を超えるローンとなっているのである。だから、オバマ大統領によるカードローンについての特別な法律が必要となるのである。兎に角、徹底的な消費社会これがアメリカと言えるであろう。稼ぐよりも多く使い込む、だから私が職を失ってからというもの一体何度聞かれたことか?いつ引っ越していくんだ、家はいつ売るんだ、金を貸してやろうかなどなど。職がなくても1-2年家のローンも払いつつで大丈夫なんていうのは信じられないのである。でも、Suzeの番組で彼女が何度も言っているように今は、給与の8か月分を緊急用の口座として確保しておくべきとの事。つまり、何かが起きて、解雇となっても6-7ヶ月食べていけるようにということである。
日本も先進国となり何年もの年月が過ぎたが、OECD諸国の中で2番目の貧困率を持つ国だという不名誉な記録に変りはない。もちろん1番目の貧困率の高さを持つのはアメリカである。大富豪、そして大貧民といった格差がどんどん増えている現状がここに現れているのであろう。いやはや、困ったものである。早く次の仕事を見つけて正常な生活に戻りたいものだが、その日はまだ遠い。

2009年5月27日水曜日

あまり新しい案件もないようだ

職探しにはいろいろな人材会社のデータベースを使うのだが、日米でやはり色々な差があるようだ。日本の人材会社の場合、応答してくれるスピードやその親切さには驚く。中にはまったく応答しない会社、もう倒産しているのかも知れないがいまの状況では、もあるが。一方、データーベースがちゃんとUpdateされているのは、やはりアメリカであろう。日本の会社ではいかにも毎日新しい案件が出てきているかのように思えるが、タダ単に古い案件をリフレッシュして前の、先頭の方に持ってきているだけのようなものが多い。アメリカでもそういったことをするが、やはりデーターベースはUpdateされている。また、今週だけとか、昨日と今日の案件だけとかといった表示も簡単に出来る。また、なんといっても広い国なので州ごとの表示やさらに給与別の表示などといった細かい条件指示が出来るのもいい点である。日本の人材会社のデータベースでは、非公開といった案件が多いのも特徴であろう。アメリカでもそういった案件もあるが、かなりの部分は公開されている、また会社名が伏せられていてもその業界にいる人なら推定できるものもかなり多い。

今週のトピックスはやはりGM どうなるのやら

今週の最重要トピックスは、なんと言ってもGMの行方である。債権者のサポートは得られてないというニュースが流れていることからも明らかで、いよいよChapter11に近づいているのだろう。その一方で昨日、トヨタがハイブリッドの技術をGMに供与するかどうか検討中という記事が流れた。変なときにお人よしのことをするもんだなと思っているとこのトヨタの記事は、会社よりそのような動きはないと否定のコメント。株式や経済のアナリストはもうGMの倒産は織り込み済みといったところだろうが、やはり実際倒産となるとやはり心理的に経済に影響していくだろうから、これがまた就職市場に影響するのだろう。2-3ヶ月求職活動を続けていると(こういった長さも初めてだか)いろいろなファクターが、自分の人生に影響してきているのが判る。これだけ悲惨な状況になるということは、考えても見なかったことである。さて、あと何ヶ月これが続くのやら。(同じ事を何度もいっているような気がする)

2009年5月26日火曜日

次の紹介

人材会社が、次の職を紹介してきた。ということは、もうだめだったということか?米国でも日本でも2社づつくらい応募しているのにまったく反応はない。反応がないというのが、キツイ。つまり、だめならだめで早く技術がマッチしないのでだめですとか、年齢がちょっと高齢ですのでだめですとかはっきり言ってほしいものである。(さすがに年齢でいろいろ言うのは、日本側が多いが)やはり、失職している側はあせっているものだから応答がない或いは遅れていると不安になったりするものである。2ヶ月そしていま3ヶ月が経ち、やはり自分もあせってきているのがよく判る。如何せん、採用凍結という会社がかなり多いのと年齢的に50代となった自分を採用してくれる会社がでてこないということが厳しい。55歳で同僚が放り出されているが、やはり次の職探しが厳しいのは明らかである。また、お隣のジミーは同じく55歳でやむを得ず早期退職を受け入れた。その方が、医療保険その他から見てもいいから。でも社会保障その他がもらえる60-62歳までかなりの年数がある。毎日何をして過ごすか?毎日、ガルフに釣りにいくということも出来ない訳だし。50歳は、まだましということだが、まだましということだけであって大きな差とか 優位というようなことではない。自分の個々数週間の就活を見てみるとよく判る。採用する側の会社は、年齢を表向きの理由としていないがやはりこれが大きく不採用につながっているのが判るからである。

2009年5月25日月曜日

無職のおやじは運転手

メモリアルデーということで我が家の次男は、月曜お休みで3連休。こちらUSに来てかなり損したのは、休日の少なさ。たった9-10日しか休日がないので日本に比べると10日近く損しているという感じ。さて、その3連休ということ以外にもう夏休みも近づいてきているので、HomePartyというかクラブの打ち上げのような集まりが続く。昨日は、昼の2時頃から夜11時までどこかの家に行っていて、その迎えに行ってやったのだが、今日は今度は同級生の誕生日パーティということでその子の家に泊まりこみ。そういう活動が続くので、無職のおやじは毎日タクシードライバーをやっているような状態。次男に雇ってもらい給与のない仕事をやっているようなもの。どうせごろごろしているんだからあんたがいってきてというのが うちの嫁さんの言葉。
運転手して、稼げりゃいいのだけど 職がないというのは つらいもんだ。

やはりオバマの方が、頑張っている感じ

オバマのウィークリービデオを見た後、久しぶりに日本の首相官邸の頁も見ておくかとチェック。うーん、自分は日本人なんだけどやはりこれでは情けない気がする。オバマの処理しないといけない問題は山のようにあるのだけど彼は一生懸命やっているのがよく判る。しかも、どんどんどんどん何をやったか公開しているから、これがいい。一方、日本のほうは?安心できる社会もいいけど、ちゃんとやってほしいね、社会保険やその他。たった10年しか住んでいないUSだけど、ここではSocial Securityのポイントだとか、62歳になったらこれだけ毎月貰えますよとか毎年ちゃんと送ってくるものね、これを日本の制度はちゃんと見習うべきだ。首相のHPも情けない。有識者会議をタダ何回も開けばいいというもんじゃないでしょう。やはり、ちゃんと決めていかないと。どんどん高齢者の社会になるというのに、女性の労働力はまだ活用できてないし、またじゃあ本当に日本は人件費が高い国なの?仕事を探しているとよく判るのだが、USの方が給与を弾んだりしている、これは特にエンジニアに対して。やはり日本では技術者は、安く使われているということだろう。確か、日亜の中村さんが奴隷の中村と言われたように安すぎる給与で働いているエンジニアも多いということである。日米いろいろ比べてみるとどっちもどっち いい所悪い所、あるので両方を足して2で割ったような国があればそこに住みたいなあ!まあ そんな国がないので不可能なのだが。

2009年5月24日日曜日

US政府自動車会社

自由主義を標榜するアメリカであるが、昨日更にGMにUS$4Bnの追加援助を決定したように、もうGMの半分以上はUS政府が持っているという異常事態となってきた。確かうろ覚えだがもうすでにGMACに援助した金額も含めてだったがUS$15Bnくらいは使っていたはずだからもうすぐUS$20Bn近くとなる。2兆円という金額にも驚くが、これまで大してリストラもやってこなくておまけに高額の役員給与も払っていた会社に何でここまでしないといけないのか不思議である。確かにもしGMが倒産したらということでその場合には約300万人に影響があるとよく言われるのだが、じゃあ今もうすでに解雇となっている我々はどうしてくれるのか?と言いたい。すでに約750万人もの人が失業保険給付を受けているのに。我々のBailoutは、いつしてもらえるのか?と言いたくもなる。自分も2週ごとの失業給付を受けているが、受けたくて受けているのではない、なんといっても次の会社が見つからないからである。Chapter11による破産が、来週早々にでもあるようなニュースがあるが、失業の身としてはもういい加減にしてくれよという感じ。そんなになればまた、過剰に反応して材料会社や製造会社の採用がまた控えられてしまう。いったいいつになれば再就職できるのか、トンネルの先に出口がないような状況である。