2009年7月12日日曜日

日本とアメリカに於ける政治

毎週、オバマ大統領によるWeekly Addressが、ビデオ配信される。彼がやはり賢いと思われるのは、こういったビデオによる活動状況を逐次伝えて民衆のサポートを得るために努力していることだ。また、問題が山積みとなった政権を担当するに当たり次々に対応していることである。すべてがうまくいくはずはないが、でも日本の頼りない政治の状況と比べるとやはり大人と子供のような大きな違いがあるような気もする。政治資金規正法の違反があり、それでどたばたしたり、酒の飲みすぎでしどろもどろの政治家が記者団に説明したりと日本の政治はあまりにも情けない。画像を用いそして毎週こうやった来週はこんなことをやる、こういった大局的な立場に基づき、次々に対応している大統領と自分の政権の維持に汲々としている内閣総理大臣では、雲泥の差があってもそれは仕方のないことかもしれないが。
http://www.whitehouse.gov/weekly_address/
オブライトさんもどこかとのインタビューで述べていたが、ブッシュ政権時代に、アメリカはその国際的な信用を大きく傷つけてしまったというのは本当である。無理やりなこじ付けでイラクに戦争を開始し、確かに独裁者をやっつけたかも知れない。しかし、アメリカ兵の犠牲の何十倍というまったく無実のイラク国民もこれにより犠牲となったのである。この国際的な状況をなんとか変えようとオバマ大統領やヒラリーが動いているというのが今の見方である。やはり、アメリカのすごいところは間違っていたら大きく舵を逆に切り正しいと考える方向にいけることかも知れない。日本は、その点だらだらと昔ながらの方針や慣習を続けて各省庁や官僚が、権益の維持をしているだけかも。

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