2010年4月28日水曜日

いよいよ転換点の日本


やはり、依然として自動車産業は日本の中でも要となる産業なのだが、どうやら転換点に来ていると思う。2009年の国内自動車生産は、10.3%減の856万台。国内、海外を含めた清算合計は0.2%減の1970万台。つまり、海外生産はもう金融ショックから立ち直りかけているといえる。でも、これでは、日本国内の雇用の安定には全くならない。これまでのように輸出してどんどん稼ぐといった形ではもうない。国内の労働者を10%以上減らしながら、一方で消費地であるアジア、中国などでさらに現地社員を増やし、工場を建設し儲けていかなければならないのである。不景気の続く日本でこの統計データの意味がちゃんと判っている人は、少ないようである。一部の新聞では、この意味をよく考えないといけないと言った報道もなされているが、大部分は”良かった、良かった”といった感じでありまったくおめでたい人たちばかりである。これからは、さらに国内の工場の老朽化が進むのでこれを閉鎖して海外、中国で作りこれを日本へ輸出していく或いは、タイで作りこれを日本へといった展開になるのではないだろうか?元同僚の一人が、家族も連れてタイへと転勤というか現地社員となってしまったのもなぜだかうなづけるところである。日本では、サービス業、医療関連といった職業そして政府の仕事だけがのこるのだろうか?そして、少ない農業人口と。税金による歳入もどんどんと減っていく日本に果たして将来はあるのか?心配してあげているのは私だけか?

0 件のコメント:

コメントを投稿