2009年7月25日土曜日

陰湿な強制的な退職

http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20090725k0000m070142000c.html
これは、なにもIBMに限ったことではないのだが、こういった強圧的な退職強要は続いて行われているようだ。多くの場合非力な個人は裁判に訴えることもない。それに要する時間とお金を恐れてのことである。1ヶ月前に知らせる、会社側理由による退職として上乗せの退職金を支払うなどちゃんとした手続きに則ってやるべきなのだが、こうしたことが出来ていないようである。日本IBMの場合、また赤字でもないという状況であるからかなり複雑であろう。経済が悪く、他社もリストラをやっているので中年さらに退職直前の労働者を辞めさせるちょうど良い時期だからという感じなのかも知れないが。
表に表れてくるのは、本当に数少ないがこういった退職強要は多いのだろう。窓際の席に移動させられるだけなら兎も角、清掃作業のみとか毎日仕事も与えられずやることがなくなりノイローゼ気味になるといった話も多いようだ。もっと、中高年であっても自由に転職が出来、退職金や社会保障なども自由に持って移動可能な社会が実現できるといいのだが。高齢化の時代が近づいているあるいはもう高齢化の社会なんだろうが、依然として中高年を突然解雇するような動きがあるのも事実である。たぶん、企業内で労働者がだぶついているからなんだろうが、業務成績がよくないなら、給与を一律に上げるのではなく昇給をストップしたり、減額するといった形ではっきりと会社側の判断を示すべきだろう。なにもせずずっと雇っていてもしょうがないのだから、しかし上司は成績を向上させるべく何らかのサポートもしなくてはならない。
http://www.jmiu-ibm.org/tags/pbc
様々な退職強要の状況がここでは見られる。かなりひどい。ただし、IBMという世界でも最高峰の会社であるので業績その他もかなり高いものを求められる、それに見合わないと給与も減るというのは当然のことであろう。また、IBMの給与はその他の日本の会社に比べれば格段に高いはずであるからそれらをどう考えるべきか。

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