前にもブログで書いたと思うが、先進国でありながら日本とアメリカは貧困率の高さでもダントツである。アメリカの場合、貧富の格差が増大していることはよく言われている。しかし、近年日本でも同様に貧富の差は拡大している。また、所謂ワーキングプアの存在は大きくなっている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%A7%E5%9B%B0%E7%8E%87
こういった状況を見ても、国民皆保険という制度を導入することがどれだけ大変かはよく判る。今日の日経ビジネスではデトロイトの状況を報告している。これと似た記事は、しょっちゅう色々な雑誌で報道されているが、兎に角この自動車でもっていた町は悲惨な状況である。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090611/197388/
貧困率で34%、失業率は20%を超えている。この数字は、GMの関連会社や自動車の部品会社の倒産そして所謂サービス関連の会社の倒産によりさらに大きくなるのではないかと思われる。日本は、第2四半期より景気が回復しGDPもプラスに戻ると言われているが、ここアメリカではそうはいかないだろう。日本の場合の回復力を支えているのはGDP基準で5%近い政府の経済復興の投資と中国の経済回復に伴う日本より中国への輸出増大であろう。日本にとってラッキーだったのは、いまや中国の存在はアメリカ同様に大きいということである。経済が、さらに悪化を続ける中で本当に医療制度などの改革が出来るんだろうか?これは本当に注目に値する。
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