2009年6月14日日曜日
医療保険、日米の比較
医療保険は、日本でも問題となっている。自己負担率は36%と高いのが日本の問題とされている。一方、米国では33%なので一見米国の方が安いのかと思われるが、そうではない。年収600-700万円で50歳4人家族の場合、日本では60-70万円の保険料が年間費用となるが、米国では200万円を超える費用を払わされるのが通常である。実際、今回のオバマ大統領の提案が出てきて侃々諤々の議論が始まっている。米国での、所謂Uninsuredつまり無保険者の数は4800万人とも言われるので約3億人の総人口から考えると15%以上つまり6-7人に一人が無保険者となっている。これを変えようというのだから大変である。さらに、今の経済危機で多くの人が職を失っている中、これをどう実施していくのかはさらに大変な問題である。なぜなら、いくつかの米国のレポートが伝えるように、月に150-200ドル、年に1500-2500ドルくらいの保険料を果たして多くの人が払えるかどうかということである。米国は、兎に角消費中毒の社会であり、収入よりも多く使うような文化がこれまでも支配的であった。だから、今回のような経済危機がおきたのである。1500-2500万円の家を買うのになんとゼロダウンPaymentでも良かったわけであり、実際には買えない様な人が家を買い、さらに不動産のバブルもはじけて今回の経済危機となったのであるから。一体、どういった保険が用意されるのか これから注目されるところである。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿