これだけ経済不況になっても、まだこんな人がいるんだな?と今日のCNBCの”Till debt do us part"を見て思った。収入と支出これをバランスさせるのは当然ファイナンスのコントロールでの初歩。ところが今日のカップル30歳代半ばの人たちの生活は、すごい。毎月1300-1500ドルもの赤字。ファイナンスのアドバイザーにこんな生活を続けていたら5年で30万ドルを超える借金となってしまうと言われて彼らはびっくり。当然、給与は毎月入ってきてはいるだろうけど毎月そんなにCC(クレジットカード)などを使っていたらカード会社の思うつぼ、なんといっても利子部分は7%-15%くらいとかなり高いから利子部分を支払うだけでも相当大変。車などを買うのに、ローンが安くなっているからとローンを使う人も多いが、家以外でとに角ローンを組んだりするのはとんでもないというのがSuzeなどがよく言っていることだ。更にびっくりなのは、このカップルは、まだ子供がいないが12万ドルで買った家なのに家のローンMortgageが16万ドルと増えているということだ。ちゃんと元利部分への返済が出来ていない(利子の一部分だけを返済しているからだろう)訳でこれもびっくり。貯金は、当然ないしまだ子供がいないから子供の教育費用などの貯金もやっていないのだが、さらに会社を解雇となった場合の所謂EmergencyFundなども積み立てていない。米国では解雇はよくあるので5-6か月分の給与をとに角手付かずでもっておくというのが常識なのであるが、こういったことも出来ていない。まだ、まだこういったのんきなカップルがいてどんどん借金を重ねている、これが典型的なアメリカ人なのかも。
最近、同僚で離婚した人が今家を処分しようとしているのだが、彼らには2-3歳の子供がいる。彼は、どんなことでも子供のためにはやってやるといっていたが、じゃあ毎月どれだけ積み立てをやってるのかと聞くとやってない??とのこと!これなんかもびっくりであった。あと15年でその子供が、大学に行くのだが当然インフレーションも考慮して相当の金額を積み立てておかなければならないわけでそういったことが全く判っていないのだ。この彼も30代半ばである。急に来年から、子供が大学に行くからといっても2-3万ドルといったお金を用意できるものではない。ましてやそれが4年続くのだから大変だ。もちろんここ米国では、奨学金を一杯もらっていけばなんとかなるといった考えもあるのだが、それでうまくいける子供は限られているだろう。久しぶりにCNBCを見ていたのだが、相変わらず借金を一杯しているアメリカ人を見てびっくりした週末の夜であった。
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