2010年4月18日日曜日
デュイスブルク
デュイルブルクは、 デュッセルドルフから北に約20kmに位置している都市で1985年に生産停止したテッセン製鉄所がある。この製鉄所 Landshaftspark Nordを公園化して公開している。ここもエッセンのZollverein と似ており20-30年前に時が止まってしまっているような感じがした。鉄を中心とした工業化で栄えたドイツの国もいまや他の産業へと転換せざるを得ない状況がよく判る。たぶんあと数年或いはあと数十年したら日本の蹄鉄所も同じような公園となるのではないだろうか?鉄鋼生産は、やはり規模が大きくものを言う産業なので最先端の開発途上国の設備と競争していくのは大変だろう。季節も、まだ冬から初春なのでダイビングに用いられているガスタンクなどは見れなかった。鉱石を貯蔵していた設備は、その壁を利用してロッククライミングが出来るようになっている。高炉のある部分までは、上っていくことも出来るので展望タワーと言った感じである。広い設備なのでどうやらコンサートなども開かれているらしい。
益々、日本そして韓国、中国との競争は激しくなっていくだろうからこの景色を見て将来の日本を垣間見たような気になった。世界が平準化していく中で日本だけが、生き延びていくなどと言うことはないであろうから同じような景色が日本の鉄工所などに現れるのだろう。”時間”そして”世界競争”をここでは感じた。
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