2009年11月4日水曜日

ユニクロ栄えて国滅ぶ

大学教授の”ユニクロ栄えて国滅ぶ”という文章が、物議をかもしている。ユニクロが、安い商品ばかりを出す、だから利益が下がり、それが従業員の給与低下そしてさらに国の経済悪化とつながっていくというものである。この論調のすごさには、驚かされる。
一方で、ユニクロの直近の利益を見てみると、なんと最高の利益を上げていることが判る。また、安い(例えば)ジーンズを作っているのは、中国の提携工場においてなのである。ここでは、発注の量を増やすことで低価格を手にしているのである。確かに、世界的な景気の悪化に伴い日本の国民の財布の紐は引き締められているであろう。けれども、本当に欲しい商品なら人々は買っているはずである。1000円、2000円のジーンズなら皆、喜んで買っているのではないか?でも、1万円のジーンズを今 買おうと言う人はあまりいないはずである。国が滅ぶというよりも、むしろ活性化に役立っているような気もするのだが。
ユニクロの活躍により、衣料の安いものが手に入るのはよい事だ。さらに、食料品なども安いままであれば、給与が上がらずともなんとか生活していけるはず。これから数年は、そういった状況になるであろう。アジアで、世界でもダントツに高いと言われていた日本人平均給与であるから、ここらで足踏みするのは良いであろう。問題なのは、税収入も増えない中で支出を景気刺激のためと言って国債を発行していくことだろう。無駄が多い政府の活動から、支出を減らしさらに公務員もその給与ならびに年金を下げていくような方向にいくべきだろう。なんせ、天下りするだけで何度も莫大な退職金がもらえる人たちなのでこういった仕組みを変えるだけでかなりの支出削減が達成できるだろう。

(でもこういったことが出来る国だろうか?? なんせGDPの150-170%もの借金をしていても平気な国であるから、結局 何もしないところで落ち着くのか???
税収が伸びない中、高齢化と少子化により、医療費などもかかるであろう。そうした状況下で、どうやって国を栄えさすことが出来るのか?こういった提案をすべきである。批評をしているばかりでは、まったく前進はなく、それこそどんどん国は滅ぶのみである。経済が、活発でどんどん給与も伸びていたときはもう終わったし、終身雇用ももう存在しえないと考えるべきだろう。税が、高いので会社も海外に出るようになったのである。雇用を維持するには、どうするべきか、少ない税でどう国を運営し、少ないエネルギーで人々の生活を豊かにするにはどうすべきか、よく考え提案すべきなのである。)

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